流氷はオホーツク海北部より、
風に吹かれてどんどん南下してきます。
1月下旬には紋別、網走などで流氷が観測され、
2月になると根室、釧路、稚内でも観測され始めます。
私が網走港から流氷観光砕氷船おーろらに乗ったのは、2019年1月29日。
流氷観光砕氷船おーろらのFacebookによると、
昨年2018年の1月29日には流氷が観測されていたようです。
とはいえ私が乗る予定の2日前には「流氷なし」という表示になっていましたし、
強風で船が欠航する可能性もあります。
天気予報では、当日は北風が強まるそう。
一旦岸を離れた流氷も風に乗って戻ってくることを期待してその日を迎えました。
当日は運良く流氷接岸初日でした。
昨年2018年は2月2日に流氷接岸初日を迎えたそうなので、4日早いということになります。
流氷観光砕氷船おーろらに乗船
事前に調べたところ、
流氷観光砕氷船おーろらは2階が混み合うということだったので、
乗り込んだらすぐに1階へ。
確かにあまり混んでおらず、難なく窓際の席を確保することができました。
2階には有料の特別席もあり、数百円払うとゆったり座って流氷を眺めることができます。
早いもの勝ちですので、のんびりしたい方はお早めに。
船酔いすることもあるようですので、
酔いやすい方は酔い止めなどで対策をしてください。
売店で流氷ドラフトという北海道限定のビールを購入。
きれいなブルーのビールです。
窓ごしでも流氷を見ることはできますが、
やはり迫力を求めるのならばデッキに出たほうが良いでしょう。
風もあり、寒いので防寒対策をバッチリしていくことをおすすめします。
一眼レフやミラーレスカメラをお持ちの方は望遠レンズや広角レンズをセットしましょう。
国の天然記念物であるオオワシやオジロワシが飛んでいたり、
流氷の上で休憩していたりすることもあります。
船長さんが「船の左側、オオワシ」などとアナウンスしてくれます。
よく周囲を観察していれば、自分で見つけることもできますよ。
私もオジロワシらしき鳥を見つけたのですが、
アナウンスがなかったので本当にオジロワシなのかどうか不明です……。
運が良ければキタキツネやアザラシなども見られるようですが、
今回遭遇できたのはオオワシ(とオジロワシ?)だけでした。
ちなみにカモメは船の上にいつも飛んでますので、
好きなだけ写真を撮れます(笑)。
流氷クルーズは1時間ほど。
海の上に氷が浮かんでいるという珍しい光景は一見の価値ありです。
最後に
後日バスガイドさんが教えてくれましたが、
私が流氷観光砕氷船おーろらに乗った2日後にはまた流氷がなくなったそうです。
「どうしても流氷を見たい!」という方は2月以降のほうが観測の確率が高いのではないかと思いますが、
この記事を書いている2019年2月12日の時点でも流氷がない日や時間帯もあるようです。
流氷を見るために必要なのは運とタイミングなのかもしれません。